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岩田芳光切り絵アート展 60枚の常滑

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個人的に一番インパクトがあるのがこれ!岩田さんの切り絵の最初の出会いの一枚でした。
常滑在住の人ならだれでもお世話になった名鉄常滑駅、この一枚を眺めていると、その当時の空間やにおいさえもよみがえります。切り絵の特性からコントラストがきついので、太陽が照りつける真夏の昼間を思わせますが、汗を拭きながら赤い電車を待っている、そんな光景が浮かびます。
あの頃(といってももう半世紀も前の事ですが)駅の西側は広い焼き物置き場になっていて、土管やかめが山積みになっていました。東に目を転じると黒い板塀の工場と無数の煙突が目に入ったものでした。どんどん変わっていく街並みが悲しくて、常滑屋を始めたのも、あの頃の風景があまりにも強烈だったからだと改めて思いました。

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ここは常滑屋の北隣の建物です。正面に描かれた建物の中で「窯の中のコンサート」を開催したのも懐かしい思い出です。こりまくって、お料理は川内さん(今半田で美味しいラーメン屋さんをやっておられます)にお願いしました。
その後この建物は火事にあって、今はかろうじて中の窯だけが残っています。でも、周りはおしゃれな空間に変わりました。時代は否が応でも変わっていくものです。

おまけ 新しい常滑駅と平成6年に開催した白老のイベントです。


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