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大野鍛冶の復活にむけて

長司さんの展示会です
       9月25日から30日

 尾張大野(現常滑市大野町)は古くから伊勢湾の海運の重要な拠点としてにぎわいを見せておりましたが、12世紀には「大野鍛冶」の存在が文献にみられるように農具や、造船に関して鍛冶屋が起こっていました。戦国時代には武具鍛冶を多く生み出し、広く知られるようになりましたが、江戸時代に入って武具の需要が減少すると、再び農具や船の家事へとその技術が伝えられていきます。 近年農業の機械化によって衰退してしまいましたが、今回の展示の作者長司さんによってふたたび大野鍛冶の火が灯されようとしています。

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農具、建築金具の製作や、はさみ、包丁の研ぎ直しなど、手仕事に興味のある方はぜひご覧ください。合わせて井上敏さんの木工作品も展示中です。